ウェブ解析士協会(WACA)は、2026年7月7日(火)に開催された「Japan SEO Conference 2026」にメディアスポンサーとして後援しました。
主催は株式会社Faber Company。昨年に続く開催となった今年は、SEOに加えて、GEO/LLMO、AI検索、Web解析、コンテンツまで、AI時代の情報探索と購買体験を幅広く扱う一日となりました。

冒頭では、Faber Company 月岡克博氏より、「日本発のカンファレンスにしていきたい」という思いが語られました。
Japan SEO Conference 2026は、8月31日まで期間限定でアーカイブ配信中です。
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はい、こんにちは。エスファクトリーの井水です。
会場にはSEOに関わる実務者、マーケター、支援会社、事業会社の担当者が集まり、開始直後から熱量の高さが伝わってきました。
セッションでは専門的で示唆に富んだ話はもちろん、登壇者の皆さんがそれぞれの立場からSEOやAI検索のこれからを真剣に考え、語る姿がとても印象的でした。
ここからは、そんな会場で感じた熱量を少しだけお届けします。
Opening Keynote
Japan SEO Conference 2025から1年…続 生成AIで検索体験はどう変わるのか?企業・ブランドの対応状況は?

登壇:酒井亮平氏、長山一石氏、鈴木謙一氏
生成AI検索が広がる中で、「SEOは終わるのか」「GEO/LLMOにどう向き合うべきか」というテーマを、データと実務の両面から整理するセッションでした。
印象的だったのは、GEO/LLMOをSEOと切り離した別物として捉えるのではなく、良いSEOの延長線上にあるものとして考える視点です。
一方で、AI検索経由の流入やブランド接触の価値をどう測るかはまだ発展途上であり、従来の「表示回数、クリック率、成約率」だけでは評価しきれない難しさも共有されました。
テクニカルSEO
GEO/LLMO時代のテクニカルSEO最前線

登壇:吉野五十也氏、コガン・ポリーナ氏、登章良氏
モデレーター:小丸広海氏
botの挙動、sitemap、llms.txt、AIによるタイトル生成やコンテンツ生成など、非常に実務寄りの議論が展開されました。
AIクローラーや生成AI検索への対応については、まだ「こうすれば正解」と言い切れる段階ではなく、各社がログや実データを見ながら検証を重ねている状況が伝わってきました。テクニカルSEOは、AI時代においてもむしろ重要性が増している領域かもしれません。
Young SEOer Session
若手SEOerはどんな未来をみているのか

登壇:豊藏翔太氏、江越誠一郎氏、伊藤壮良氏
モデレーター:本田卓也氏
SEO全盛期をリアルタイムでは知らない世代が、なぜ今SEOを仕事にしているのか、どのように学び、どんな未来を見ているのかを語るセッションでした。
AIによって検索体験が変わる中でも、ユーザーの課題を理解し、情報を届ける仕事としてのSEOには変わらない魅力がある。若手ならではの率直な視点から、SEOという仕事の未来を前向きに考えられる時間でした。
Special Keynote
UCPでECはどう変わる?エージェンティックコマースへの備え

登壇:藤原義昭氏、田中広樹氏、岡村純一氏
モデレーター:月岡克博氏
AIエージェント上で買い物が完結していく時代に、EC事業者は何を準備すべきかを考えるセッションでした。
商品情報、在庫、価格、レビュー、ブランドの見せ方など、ECサイトが持つ情報をどのようにAIへ伝えるか。検索流入だけでなく、購買体験そのものが変化する可能性を感じる内容でした。
UI/UX・アクセス解析
レジェンドに聞く!AI × Web解析の最前線を知る10問10答

登壇:木田和廣氏、小川卓氏
モデレーター:中川貴裕氏
Web解析に関わる人にとって、非常に示唆の多いセッションでした。
特に印象に残ったのは、「数字を見ている」ことと「意思決定に使えている」ことは違う、という点です。AIによって可視化や分析の一部は効率化されていく一方で、何を集め、どう判断し、どうアクションにつなげるかは、引き続き人の役割として残る。ウェブ解析士にとっても重要なテーマだと感じました。
コンテンツ
「体験」と「ストーリー」AI時代も成果につながるコンテンツに、なぜこの2つが欠かせないのか?

登壇:松尾茂起氏、齊藤麻子氏、田島将太氏
AIによってコンテンツ制作の効率は大きく変わりつつあります。一方で、成果につながるコンテンツに必要なものとして語られたのが「体験」と「ストーリー」でした。
AIが情報を整理し、生成できる時代だからこそ、実際の体験、独自の視点、語り手の文脈がより重要になる。コンテンツが単なる情報の集合ではなく、ユーザーの意思決定を支えるものだと改めて感じるセッションでした。
Closing Keynote
AI検索対応やる?やらない?GEO/LLMO 推進派 vs 慎重派

登壇:渡辺隆広氏、木村賢氏、平大志朗氏、辻正浩氏
モデレーター:安田英久氏
オフライン限定の、白熱した時間でした。
業界のレジェンドたちが推進派と慎重派それぞれの立場から、GEO/LLMOに今どう向き合うべきか、本音の議論が交わされました。
想いが強いからこそ会場では笑いも多く、リアルイベントだからこそ聞ける熱量と臨場感がありました。
表現は違えど、本質的により良いユーザー体験を実現を実現すべく活動されている。しかも、ものすごい情熱を持って。ということがひしひしと伝わってきた時間でした。
まとめ
Japan SEO Conference 2026を通じて感じたのは、SEOの役割がなくなるのではなく、より広い領域へ拡張しているということです。
AI検索、GEO/LLMO、コマース、Web解析、コンテンツ。どのテーマにも共通していたのは、ユーザーを理解し、適切な情報を届け、成果につなげるという基本でした。
ウェブ解析士協会としても、データを読むだけでなく、意思決定とアクションにつなげる力の重要性を改めて感じる一日となりました。
主催のFaber Companyの皆さま、登壇者の皆さま、関係者の皆さま、貴重な機会をありがとうございました。

