
「仕事とデジタルマーケティングと資格」をテーマに、ウェブ解析士協会会員の働き方を深掘りするインタビュー。99人目は、埼玉県朝霞市で、映像とSNSを活かしたプロモーション支援事業を展開中の河戸 弘太(かわと こうた)さん。独学で映像制作の世界へ飛び込んだ河戸さんは、SNS向け動画コンテンツの撮影依頼から、SNS運用支援へ踏み出しました。資格取得により、運用面の説得力がかなり上がったそうです。
(インタビュー・編集:ウェブ解析士 ふじねまゆこ)
営業から映像制作へ。独学で飛び込んだ世界
――自己紹介をお願いします。
河戸さん: 合同会社itsuba.net(イツバネット)の河戸と申します。映像制作、撮影、SNS運用、映像クリエイターの育成教室を手がけています。
――お客様から、どのようなご相談が多いですか?
河戸さん:最近は、ショート動画や、SNS運用全般のご相談が増えてきていますね。SNSを使ってPRしたいとか、人材募集したいというニーズが高まっているなと感じます。
――河戸さんはもともと、映像制作のご経歴が長いのでしょうか?
河戸さん:いえ。16年間、外資系企業で営業やマーケティングに携わっていました。その後、兼業で運営していたネットショップで独立したんですけれど、競合激化により事業を売却することになったんです。
――異業種からの転身だったんですね。
河戸さん: はい。手元に残った商品撮影用のカメラで再スタートしました。
最近では、大規模イベントでのPR動画や、大手自動車メーカーの採用PRインタビューなどの企画制作を請け負っています。
また、グラフィックデザイナーの方とタッグを組み、「きおくあつめ」というサービスを始めました。贈り物や記念に、個人の人生をアルバムと映像で残すサービスです。
――映像・撮影を軸に、幅広いジャンルの企画制作をされているんですね。
河戸さん:そうですね。
運用を見越した映像企画のために、SNSを学ぶ
――SNSマネージャー資格を知ったきっかけは?
河戸さん: 上級ウェブ解析士の関谷 匠さん(インタビュー記事はこちら)から教えていただきました。彼とは地域のIT交流会で知り合って以降、お付き合いが続いています。
――受講の決め手は、お客様のSNS運用の相談だったのでしょうか?
河戸さん:それだけではなく、私自身の映像制作に対する課題感もありました。
それまでは、映像を作って納品したら終わりだったけれど、納品先でコンテンツを活用できなければ意味がない。
納品後の活用までしっかり支援したいと思っていたところ、関谷さんに偶然お会いできた感じです。
――SNSマネージャー認定講座で、特に役立ちそうだと思った内容はありましたか?
河戸さん: 上級SNSマネージャー認定講座で、朝から晩まで集中して取り組んだ経験と、これまで知らなかった観点を得られたのが良かったです。
SNSって日々進化し続けているからこそ、最新情報を常日頃からまとめる習慣と、伝える取り組みによって信用度が上がる活動なんだと理解しました。
レポート作成は、ハードな面もありましたが、終えた時には「やりきった」と手応えを感じましたね。
SNS運用を含めた提案を実現し、会社を拡大したい
――今後、注力したいテーマはありますか?
河戸さん: 映像とSNSの力で、地域企業の支援をさらに強化したいと思っています。これまで既存のお客様へ伝えられなかった、SNS運用の考え方や、運用の大切さをしっかり伝えていきたいです。
そのうえで、お客様の力になる企画、制作をしっかり努めていきたいと思っています。
――SNSマネージャーの資格を取得してよかったと思いますか?
河戸さん: 間違いなく良かったです。信頼してもらえますし、実際に受注にもつながっています。
SNS運用と、映像制作の2軸で、今後も会社を大きくしていきたいです。
――最後に、これから資格取得を考える方へメッセージをお願いします。
河戸さん: 私自身、資格を取得してすぐ役立ったと感じています。
お客様に上級SNSマネージャーの資格があることを伝えると、かなり信用して、目の色を変えて話を聞いてくださるんです。
少しでも迷っているなら、取ってしまったほうがいいと思います。
あとがき
動画、SNSも「作って終わり」ではなく、活用されて成果が得られるものです。さらに言えば、生成AIによるコンテンツが増えつつあるなかで、その瞬間を記録する映像コンテンツの重要度はますます上がっていくのではと思います。SNSの基本と最新情報をしっかり捉える河戸さん。今後のご活躍を心から応援しております!
関連リンク
合同会社itsuba.net(イツバネット) :https://itsuba.info/