
「仕事とデジタルマーケティングと資格」をテーマに、ウェブ解析士協会会員の働き方を深掘りするインタビュー。111人目は、上級ウェブ解析士 小塚 雄樹(こづかゆうき)さん。
ITコンサルティングや受託開発を行う企業で、営業職からUXデザイナーへ転身。さらなるスキルアップを目指して、ウェブ解析士、そして上級ウェブ解析士の取得に至ったそう。資格取得が実務にどう活きているのか伺いました。
(インタビュー:チーフSNSマネージャー 毛利 美佳、編集:ウェブ解析士 ふじねまゆこ)
営業からUXデザイナーへ。プロジェクトを横断する知識の必要性
――自己紹介をお願いします。
小塚さん:小塚雄樹と申します。IT系の会社でUXデザイナーを担当しております。
プロジェクトによっては、お客さまのサービスの開発支援やグロース支援を担うこともあります。
――具体的にどのような業務を担うことが多いですか?
小塚さん:プロジェクト計画をはじめ、ペルソナ、カスタマージャーニー、ユーザーインタビューの設計など、プロダクトオーナーや開発チームと連携しながら改善策立案、各施策の効果検証策定に従事しております。
――ディレクターの役割も兼ねているのですね。
小塚さん:そうですね。とはいえ一人ですべて担うのではなく、協力会社と連携しながらプロジェクトを進行する形もあれば、自ら手を動かしてタスクをこなすこともあります。
――プロジェクトを横断する知識が必要なお仕事なんですね。
小塚さん:まさしくそのとおりです。
GA4の知識不足を痛感し、ウェブ解析士を受験
――小塚さんがウェブ解析士を知ったきっかけは?
小塚さん:実は、入社して3年目に営業からUXデザイナーへキャリアチェンジしました。異動後のプロジェクトで、あるサービスの効果検証に携わり、GA4に触れてみて知識不足を感じたんです。
自分なりにGA4を勉強しようと思って見つけたのがウェブ解析士でした。
――それまでウェブ解析自体のご経験は?
小塚さん:異動前までは未経験でした。
――ウェブ解析士の資格を知ってからすぐに受験されたのでしょうか。
小塚さん:すぐに受験しました。試験だけ申し込み、独学で。
――未経験から独学で受験するのは大変だったのではないでしょうか。どのように勉強されたのでしょう?
小塚さん:公式テキストを活用しつつ、業務と照らし合わせながら勉強を進めていきました。
――テキストの内容から、特に役立ちそうだと感じた分野はありましたか?
小塚さん:GA4の使い方や、データ取得のアプローチは一番勉強になったと感じています。実務でまず使う内容でしたから。
業務でサービスの追加開発プロジェクトへ参画したとき、サービスの利用状況を効果検証する場面がありまして。テキストで学んだ、KGI、KSF、KPIを逆算して考える手法は、検証項目を考えるうえで役立ちました。
サービスデザイン×マーケティングの分野をリードする力が欲しい
――その後、上級ウェブ解析士認定講座も受講したきっかけは?
小塚さん:ウェブ解析士を受けてみて、UXデザイナーとしてサービスデザインを組織的に浸透させ、サービス自体をグロースさせるためには、データ解析と改善サイクルが大事だと思ったんです。
この分野でリーダーシップを取れる人材になるために、上級ウェブ解析士の取得が後押しになるかもしれない。説得力が高まるのではないかと期待していました。
――講座のなかで難しい、手応えを感じた分野はありましたか?
小塚さん:課題が多かったことに加え、繁忙期と重なったために、課題をこなすのがすごく大変でした。
レポーティングは実務でもやっていたものの、業務では扱わないテーマを扱えたのが良かったです。
――上級講座で仕事に活かせる、あるいは活かしていきたい知見はありますか?
小塚さん:効果検証・施策改善のためのデータを、GA4から抽出する知見は実務に役立ちました。受講前からしてきたことではありますが、GA4を使って分析したことはなかったんです。
データ分析のケーススタディを腑に落とせたと感じています。今後、プロジェクトメンバーのアナリストと会話する際に役立つと思います。
――小塚さんが目指すビジョン、今後の展望があれば教えてください。
小塚さん:UXデザイナーに転身してから経験が浅いので、知見を広めつつデータ解析をもとに改善サイクルをまわすのが大事です。
サービスデザイン×マーケティングの分野で、リーダーシップを取れるような人材になっていきたいなと思っております。
――資格取得を考えている方に対してメッセージがあれば教えてください。
小塚さん:資格取得自体よりも、資格を取得した後、実務に落とし込むのを踏まえれば、ウェブ解析士がとても役に立つと思います。ぜひ受講を検討してみてください。
あとがき
印象的だったのは、小塚さんの「ユーザー体験(UX)とデータ解析は、サービス成長の両輪である」という深い洞察です。
営業からUXデザイナーへ転身し、現場の課題から即座に学びへと動いた行動力には、プロとしての強い志を感じました。「デザイン×マーケティング」の領域でリーダーシップを目指す小塚さんの歩みは、専門性を広げたいと願う多くの会員にとって、確かな道標となるはずです。今後のご活躍もとても楽しみです!
