ブランディングの成果を見える化する上でウェブ解析の知見は欠かせない  株式会社大伸社コミュニケーションデザイン

創業約80年の印刷会社をルーツに持ち、今はMVVやパーパスの設計から、ウェブ・映像・空間のアウトプットまで、ブランディングを一気通貫で手がける株式会社大伸社コミュニケーションデザイン。社員16名が資格を持つに至った経緯、現場での活用実態、法人会員への期待感まで、語っていただきました。

(インタビュー・編集:ウェブ解析士 ふじね まゆこ)

目次

共創型ブランディング支援で、真の目的を果たすデザインを実現

——株式会社大伸社のなかで、主にブランディング支援を行う事業会社と伺っております。事業内容を教えていただけますか?

多田さん:私たちは、一言でいえばブランディングの会社です。企業や製品、サービスのブランドコアの策定といった上流領域から、クリエイティブやマーケティングの戦略策定・施策実行まで、伴走支援させていただいております。

大伸社コミュニケーションデザイン 採用サイトより。
大伸社コミュニケーションデザイン 採用サイトより。

井上さん:支援先の9割がBtoB企業で、製造、住宅設備、医療・福祉、アパレルなど、その対象は多岐に渡ります。

社員は60名(2026年5月時点)。クリエイティブ系のメンバーだけで約40名が在籍し、コンサル・プランニング・ウェブ・映像・デザインとそれぞれ専門性の異なるチームから組織されています。

——貴社ならではの強みは?

多田さん:依頼されたことをそのまま行うのではなく、本質的な課題をお客さまとともに考え、伴走するところでしょうか。

例えば、ウェブサイトのご相談が入口だったとしても、本当に必要なのがウェブサイトなのか、別の手段なのか踏まえて考えます。

顧客課題の解決に対して、部署や部門の垣根を超えてプロジェクトごとに最適なチームを結成し、ご支援できる点も我々の強みだと考えています。

大伸社コミュニケーションデザイン 採用サイトより会社の強み。
大伸社コミュニケーションデザイン 採用サイトより会社の強み。

井上さん:ご支援にあたっては、お客様の事業課題をいかに解決できるか、望まれる成果を本当に達成できるかを何より意識しています。

——まさに 支援の理想形ですね。ただ、組織文化として根づかせるには課題を持つ企業が多いようにも思います。社内ではどのように共有されているのでしょうか。

井上さん:とにかく「目的」を考えようと、メンバーには常に伝えています。

例えば、日常生活のなかで、雨が降ってきて誰かに「傘を持ってきてほしい」と言われたとします。

その人の本当の目的は、傘が欲しいのではなく、雨に濡れたくない、ということですよね。

これはビジネスの現場でもまったく同じことが言えると思います。であれば、その目的を達成するために、さまざまな解決策をご提案できると思っています。

ご依頼の表面だけを見るのではなく、その背景にある真の目的もしっかりととらえる。そういうことを考えられる組織でありたいねって話は共有しています。

デザイン開発にウェブ解析を取り入れ、PDCAの型を手に入れた

——WACA法人会員を検討したきっかけは何だったのでしょうか。

多田さん:ウェブ解析士自体を知ったのは、東日本大震災後の復興イベントで、当時のウェブ解析士協会代表理事の江尻さんとご挨拶したのがきっかけです。テキストを見せていただき、そこから資格取得した者もおりました。

その後、営業活動や制作にデジタルマーケティングの基礎知識が必要だという認識のもと、社内で資格取得を推進。ウェブ解析士マスターによる資格認定講座を開催いただき、個人受験者が少しずつ増えるなかで、更新管理を一元化するためにも法人会員への切り替えを決めました。

現在は16名が資格を有しています。

波方さん:私は、社内のウェブ解析士認定講座をきっかけに、上級ウェブ解析士を取得しました。

デジタルマーケティングの考え方自体は、実務でも同じように取り入れていましたが、上級ウェブ解析士の知識で、一歩踏み込んだ設計図を描けるようになったと感じています。

数字を紐づけながらデジタル戦略全体を俯瞰できるようになったのが一番の変化です。

名刺に上級ウェブ解析士と記載しているので、初めてお会いするクライアントから「おっ、上級なんですね」と反応をいただくこともあります。

井上さん:ウェブ系の制作メンバーはもちろん、プロデューサー(営業職)にも取得が推奨されています。クライアントや社内の制作メンバーとのやりとりにおいて大事な基礎知識になるからです。

オフィスの様子。
オフィスの様子。

――実際の支援案件で、どのように活用されていますか?

波方さん:現在、ウェブ運用のコンサルティングを数社受け持っており、定期的な解析報告と改善提案に役立てています。

例えば、あるウェブサイトのUI・UXをスクラム開発で改善していくプロジェクトでは、弊社がUI・UXを担い、データ分析とデザインを実施しながら、サイト改善サイクルを回しています。

多田さん:これまでのUI・UX開発は、担当者の経験にもとづく定性的な判断から改善されており、そこに行き詰まりを感じていました。

その課題感に、デジタルマーケティングの戦略設計と分析手法が役に立っていると感じます。

波方さん:スクラム開発の多くは、データ解析をプロダクトオーナーが担当します。そこで、私たちから分析の専門家を立てて、デザイナー、開発者、プロダクトオーナーと一緒に開発することで、PDCAしやすい取り組みをご提供できるようになったと感じます。

定量化しづらい領域だからこそ、感覚で終わらせない知見が説得力になる

——今後、法人会員へ期待していることは何ですか。

井上さん:正直に言うと、まだ活かしきれていないと思っています。だからこそ、ほかの企業がどう活用しているのかを知りたいし、横のつながりのなかでヒントを得たいですね。

採用の文脈でも、新しい出会いがあるかもしれない。そうした広がりに期待しています。

——WACAとしてもご協力いただけるとうれしいです。ブランディング支援と、ウェブ解析の考え方が活かせるポイントはどこにあると思いますか?

井上さん:ブランディングの成果は目に見えにくいものです。だからこそ、感覚だけで終わらせず、定量と定性の両面で見る必要があると思っています。

施策がどう機能したのか測定し、振り返り、次の改善につなげる。

ブランディングの文脈で生み出した施策やクリエイティブを次の運用につなげ、継続的に伴走支援させていただく意味でも、ウェブ解析的な視点が今後ますます重要になってくると考えています。。

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採用サイト:https://www.daishinsha-cd.jp/recruit/

大伸社コミュニケーションデザインでは、私たちと「ブランドを、デザインする人」を求めています。カジュアル面談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

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