一般社団法人ウェブ解析士協会は、2027年度より、各資格のスキル定義を明確化するとともに、認定プロセスおよび認定費用を見直します。本ページでは、改定の目的・主な変更点・現時点での検討状況についてご案内します。
改定の目的
生成AIの普及により、データの集計やレポート作成といった作業は、誰もが短時間で行えるようになりました。これからのウェブ解析士に求められるのは、AIに代替されない力ではなく、AIを使いこなすことを前提に実務を行い、これまでにない次元のマーケティング施策を実行して、企業の成果に貢献する力です。
数値から課題を見抜き、AIとともに仮説検証のスピードと精度を高め、事業の意思決定につなげる——私たちは今回の改定を、そうした人材を証明する資格として、価値を市場に正しく理解していただくための再定義と位置づけています。
- 一、スキルの明確化:各資格が証明する「何ができる人材か」を、レベルごとに明文化。採用・育成の場面で判断基準として使える資格にします。
- 二、認定の厳格化:知識試験だけでなく、実技・実績にもとづく審査へ。「知識を問う資格」から「実務力を保証する資格」へ転換します。
- 三、価格の適正化:認定プロセスの拡充と審査品質の向上に伴い、認定費用を改定。資格の市場価値に見合った価格体系へ移行します。
変更点① 各資格のスキル定義の明確化
「この資格を持つ人は、何ができるのか」。その問いに明確に答えられるよう、3つの資格それぞれのスキルを定義します。
■ ウェブ解析士(基礎レベル)
データを正しく読み、現状を分析できる人材
- データ集計・解析:Google アナリティクス等のツールを用いて、Webサイトのアクセス状況を正確に読み取る
- 課題の可視化:数値からユーザーの行動やサイトの改善点を抽出する
- レポーティング:状況を分かりやすくまとめる基本スキル
■ 上級ウェブ解析士(応用・実践レベル)
経営課題に直結した戦略を立案し、チームを動かせる人材
- KPI設計:事業目標から逆算して、追うべき数値を正しく設定する
- マーケティング施策の立案:SEO・Web広告・SNS等を組み合わせた最適な戦略の構築
- プロジェクトマネジメント:チームを牽引し、施策の運用・管理を行うリーダーシップ
■ ウェブ解析士マスター(指導者レベル)
ウェブ解析士のロールモデルであり、教育・コンサルティングを行うエキスパート
- 人材育成・指導:企業や教育機関などでウェブ解析の研修・講義を独自に行うスキル
- 上流工程のコンサルティング:事業の成果につながる高度な提案力とファシリテーション
変更点② ウェブ解析士の認定プロセス(※現在、検討協議中の案)
【重要なお知らせ】本項目の内容は現在、関係各所と鋭意検討・協議中であり、最終確定したものではありません。今後の協議により、仕様や条件が大きく変更される可能性がございます。
ウェブ解析士(基礎レベル)の認定プロセスについては、AIを道具として使いこなし、成果を出すための実務スキルを重視した内容へと刷新すべく、現在カリキュラムの全面的な再設計を協議しています。 従来の「知識を問う試験」から「実務への適用力を評価する認定」へと舵を切るため、現在以下の構成案をベースに検討を進めております。
- 認定要件の統合(協議中): 2027年度より、ウェブ解析士の認定は「演習・試験・テキスト・レポート」の4要素すべてを完了することを必須とする方向で調整しています。実務スキルを確実に身につけていただくためのカリキュラム拡充に伴い、2027年度の認定取得は「演習+試験+テキスト+レポート」の統合型で合計33,000円(税込)となる見込みです(うちテキストは少なくともKindle・PDF版を4,400円(税込)にて提供予定)。
- 「試験のみ(17,600円)」の廃止(協議中): 現在提供している「試験のみ(17,600円 税込)」での受験・認定パスは、2026年度末をもって廃止する方向で検討しています。
- 実践ワークショップ形式の演習(協議中): 講座は単なる試験対策ではなく、講師との対話や演習を通じて実務スキルを磨く「実践ワークショップ」へ移行し、そのアウトプットを合否判断の要素に含めるかどうかも含めて協議中です。
【ご案内】ウェブ解析士 認定制度の刷新について(協議中)
現行(試験のみ) 17,600円(税込) → 2027年度〜 33,000円(税込)(演習+試験+テキスト+レポートの統合型)
2027年度の改定は、AI時代に求められる実務スキルを確実に身につけていただくため、演習・試験・テキスト・レポートを一体化した認定品質の向上を目的としています。テキストは少なくともKindle・PDF版を4,400円(税込)にて提供予定です。これに伴い、現行の「試験のみ(17,600円 税込)」での認定パスは2026年度末をもって統合型へ移行する方向で検討が進んでおります。現行の受験方法・価格(17,600円)でのお申し込みをご希望の方は、2026年度内のお手続きをお早めにご検討ください。
変更点③ 上級ウェブ解析士の審査方法(2027年度 予定案)
上級ウェブ解析士は、単なる知識の保持者ではなく、「実務経験を有し、現場をリードできる人材」を対象とした資格として再定義されます。2027年度からは、より実務に即した高度な審査方法の導入を予定しています。
- 実務実績の審査と事例紹介: 豊富な実務経験を前提とし、実際の事例紹介やそれに基づく高度な戦略立案能力を問います。
- 口頭試験の導入: 提案の論理構成やクライアントへの説明能力を評価するため、筆記では測れない口頭試験を実施します。
- AI活用プロセスの適切性を評価: 課題レポートの提出に際し、AI使用ログ(プロンプト履歴など)の提出を求めます。単にAIに生成させたものではなく、AIの出力をどう解釈し、どのように実務に落とし込んだかという思考プロセスと活用の適切性を厳格に評価します。
【ご案内】上級ウェブ解析士 認定制度の拡充について
現行価格 88,000円(税込) → 2027年度〜 132,000円(税込)
2027年度より、実務実績の審査・口頭試験・AI活用プロセス評価など、「現場をリードできる人材」としての認定品質を高めるための審査体系を新たに導入いたします。これに伴い、認定費用も上記のとおり改定される予定です。現行の審査基準・価格(88,000円)での取得をご希望の方は、2026年度内のお早めの受講をご検討ください。
変更点④ 認定費用の改定
認定プロセスの拡充(複数名採点・口頭試験・実績審査の導入など)に伴い、上級ウェブ解析士の認定費用を改定します。ウェブ解析士(基礎レベル)の認定費用は、講座・試験内容の見直し状況を踏まえ、仕様確定後にご案内します。
| 資格 | 現行価格(税込) | 2027年度〜(税込) | 主な変更内容 |
|---|---|---|---|
| ウェブ解析士 | 試験のみ:17,600円 講座+試験:28,600円 | 33,000円 (講座+試験+テキスト+レポートの統合型へ一本化予定/テキストはKindle・PDF版4,400円を含む) | AI時代に求められる実務スキルを確実に身につけていただくため、講座・試験・テキスト・レポートを一体化した実務ワークショップ重視の認定体系へ刷新を協議中。 現行の受験方法・価格(試験のみ17,600円)でのお申し込みをご希望の方は、2026年度内のお手続きをお早めにご検討ください。 |
| 上級ウェブ解析士 | 88,000円 | 132,000円 | 実務事例の審査、口頭試験、AI活用プロセスの適切性評価など、審査品質の厳格化 受講には、GA4講座もしくはGAIQ+GTM講座の受講を完了していることを要件とします。 |
| ウェブ解析士マスター | 現行価格にて案内中 | 改定内容は確定次第ご案内 | スキル定義の明確化(詳細は確定次第ご案内) |
※ 2026年度内に現行制度・現行価格でお申し込みいただいた方は、現行の条件が適用されます。
※ 改定後の詳細な金額・適用開始日は、確定次第、本ページおよび協会公式サイトにてご案内します。
AIを使いこなす時代に、「分析を成果に変える人」を証明する資格へ。
データの集計や作図は、AIが代替できます。これからの実務は、AIを使うことが前提です。事業の文脈を理解してKPIを設計し、AIとともに数値の裏にある顧客の行動を読み解き、これまでにない次元のマーケティング施策を実行して、企業の成果に貢献する——それが、私たちの定義するウェブ解析士です。
今回の改定は、その力を持つ人材を市場に対して明確に証明するための投資です。ウェブ解析士協会は、AI時代にこそ価値を発揮する人材の育成と認定に取り組んでまいります。
本件に関するお問い合わせ
一般社団法人 ウェブ解析士協会 事務局
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