相変わらず仕様変更の続くTwitterの間隙をつき、Meta社がよく似たSNS「Threads」をリリースしました。当初の勢いに比べ今は落ち着いているようです。栄枯盛衰の激しいSNS界隈。Threadsにどう向き合うか、Twitterとどう違うのかなど、チーフSNSマネジャーの見解をいただきましたので読んでみてくださいね。
それでは今号の内容です。
「WACA会員マイレージ制度」ご意見を募集
WACAフォローアップ委員会では、会員の活動状況に応じてポイントを付与する「WACA会員マイレージ制度」の導入を現在検討中です。
WACA会員としての活動に対する報酬や励みとして、ウェブ解析士はもとより、SNSマネージャーやウェブ広告マネージャーなどウェブ解析士協会が認定する資格の保持者を対象にする方針です。本案について、皆さまの意見をぜひ伺いたいと考えています。
回答は匿名、約10分程度で終わります。
いただいたご意見は、この制度の導入についてのみ利用し、その他の目的で使用することは一切ありません。内容は仮決定であり、皆さまのご意見を反映するため再度検討する予定です。
率直なご意見と貴重なフィードバックをお待ちしております。
【フォーム】
https://bit.ly/WACAMileageDraft
【回答締切】
8月4日(金)23:59
またこのような取り組みに興味をお持ちの皆さまは、フォローアップ委員会にご参加いただければ幸いです。活動目的は「ウェブ解析士の資格維持に伴うウェブ解析士協会の仕組みを見直し、ウェブ解析士としての活躍が資格維持に直結するような取り組みを検討すること」です。
詳細は以下の「フォローアップ委員会について」のページをご覧ください。
https://www.waca.associates/jp/news/79258
友だち1000人突破!WACAのLINE公式のいいところ
ウェブ解析士協会のLINE公式アカウントの友だちが1000人を突破しました!
LINE公式アカウントでは
- ウェブマーケティングスキル向上につながる情報
- 各種交流会やセミナー情報
などを配信しており、人脈を広げたり、ウェブ解析に必要なスキルを身につけるためにご活用いただけます。
各セミナーのアーカイブ動画や資料もLINE公式アカウントから配布しています(一部例外あり)。
友だち追加は以下からお願いします。QRコードをスマートフォンで読み込んでください。

SNSマネージャーからの報告:新しいSNS「Threads」いま企業がすべきことは?
チーフSNSマネージャーの毛利美佳です。
2023年7月6日、FacebookやInstagramを展開するMetaが「Threads(スレッズ)」をリリースしました。提供開始から5日間で利用者数が1億人を突破するなど、驚異の早さで広まっています。
Threadsの機能
Threadsはテキストベースの会話型アプリで、ユーザーインターフェイス(UI)はTwitterに限りなく似ています。
Twitterとの機能を比較しました。
現時点で備わっていないハッシュタグやメッセージングなどの機能については、Instagram CEOのアダム・モッセーリ氏が開発に取り組んでいる旨の言及をしています。
導入企業の例
Threadsアカウントを開設し、積極的に運用している企業の事例をご紹介します。
デリッシュキッチン(@delishkitchen.tv)on Threads
Vogue Japan (@voguejapan) on Threads
北欧、暮らしの道具店(@hokuoh_kurashi)on Threads
エレコム株式会社 (@elecomjp) on Threads
お気づきの方もいらっしゃるように、Instagramの運用を軌道に乗せている企業が多いようです。ThreadsはInstagramとの親和性が高く、併せて利用することで高い相乗効果が期待できます。一方で、運用をTwitter担当者が担うケースもあるようです。
いずれにせよ、既存の主要SNSでしっかりと基盤を築いていることが成功の鍵といえるでしょう。
企業アカウントが考えておきたいこと
ThreadsはまだスタートしたばかりのSNSです。これから先どうなるのか、まだまだ不透明です。なりすまし防止目的でアカウントを開設するケースもありますが、本格稼働は様子を見てからでも遅くはありません。
なお、Threadsのアカウントを削除するとInstagramのアカウントごと削除されるので、注意が必要です
(2023年7月13日現在)。
SNSマネージャー養成講座
「初級SNSマネージャー養成講座」は、テキストと演習を通してSNSを事業で活用するための基本操作や特徴などを学べる講座です。ウェブ解析士で未受講の方は、ぜひ取得をご検討ください。
みなさまのご受講をお待ちしています!
https://snsmanager.jp
GA4連載第17回: 今、改めて「イベント計測」とは
ウェブ解析士マスターの佐々木秀憲です。
予告通り、今回は「イベント計測」について細かくご説明してみようと思います。
まず、なぜイベント計測について知っておく必要があるのでしょうか?
探索レポートを使いこなすうちに何かおかしな数値が出てきた時、レポート抽出の裏側で実際にどんなデータを見ているのかを理解していないと「なんかおかしいんだよな〜」で止まってしまい、解決できないからです。
例えば以下のレポートを見てください。

とてもシンプルな探索レポート(自由形式)で、皆さんも作る可能性が高いと思います。ランディングページごとのセッション数レポートですね。
ただ、赤丸をつけたところに違和感はないでしょうか?「ランディングページが(not set)のセッションがある」? とても気になりますよね。
なぜこんな事が起きるかというと「GA4がイベント計測をベースにしているから」です。だからこそイベント計測について正しく理解し、上記のようなデータが出てきた際に落ち着いて対処していく必要があるのです。
ちなみに先に答えを言っておくと、上記のレポートに「イベント名=page_view」というフィルタを掛けると、(not set)は消えます。
イベント計測を理解する必要性をご理解いただけたかな…ということで、さっそく説明しましょう。
ユニバーサルアナリティクス(UA)では、ユーザーがサイトを閲覧したり何か操作をしたりした時に、Google アナリティクスに送られるデータ(ヒット)にはいくつか種類がありました。代表的なものは、ページビューヒット、イベントヒット、トランザクションヒットです。それぞれ「ページが見られたら」「何かタグによって事前定義された行動をユーザーが取ったら」「eコマースで購入したら」、データがUAに送られていました。
それに対してGoogle アナリティクス4(GA4)では、全て「イベント」に統合されました。先程の「何かタグによって事前定義された行動をユーザーが取ったら」がイベントの定義ですが、よく考えてみると「ページを見る」も「eコマース購入」もユーザーの行動ですよね。
GA4がもともとアプリ計測の仕組みであったこともあり、サイト上でユーザーがする行動は全てイベントとして計測してしまおう!となったわけです。
実際にどんなデータが取得されているのか理解するために、以下の2点を説明します。
1.イベントには、「パラメータ」という付随するデータが必ずある。
2.発生するイベントによって、付随するパラメータが異なる。
ちょっと難しいので、細かく説明していきます。
1点目の「イベントにはパラメータが付随する」はGA4のローデータ(元データ)を見てもらうのが早いと思います。下図をご覧ください。

これは、とあるユーザーの「page_view」イベントの中身のローデータです。説明に必要な部分のみBigQueryから抜粋しました。
パッと見は8行分のデータに見えるかもしれませんが、実際には1行分のデータ(1レコード、1イベント分のデータ)になります。
左から3列目の「event_name」の下の行に注目してください。「page_view」となっています。つまり、ユーザーがページを見た時に発生したイベントデータなんだ!と分かります。
次に左から4〜6列目をご覧ください。event_params.key(パラメータ名)、event_params.value.〜〜(パラメータの中身。文字列か数字かによって、入る行が変わる)となっています。
はい。また難しい話になってきましたが、頑張りましょう。なぜこんなにややこしいかというと……。
「ページを見た」というユーザーの行動をいろいろ分析するためには、
- どのページを見たのか?
- 2ページ目以降として見たのか、それともランディングページだったのか?
など、付随して知りたい情報がありますよね。それを「パラメータ」としてイベントデータと一緒に送っているのです。
そういう前提で、図をもう一度見てください。
page_titleというパラメータは、2023年度ウェブ解析士〜〜〜(省略されています)や、page_location(URLのこと)は、https://membership.waca.world〜〜(こちらも省略)など、page_viewにまつわるさまざまな付随データがあります。これが「イベントにはパラメータが付随する」という意味です。
2点目は「イベントによってパラメータは異なる」。実例をお見せする前に、どういうことか少し考えてみましょう。
page_viewイベントでは、page_titleやpage_locationを取得していました。どのページでその行動をとったかという必須情報なので、ほとんどのイベントで取得されています。
例えば、scrollイベント(ユーザーがページをスクロールした)を考えてみましょう。
どのページでスクロールしたか(page_titleやpage_location)は必須情報です。これに加えて「何%スクロールしたか」も欲しいですよね。scrollイベントでは「percent_scrolled(スクロールしたパーセンテージ)」というパラメータも追加されています(下図参照)。

他の例だと、外部リンククリックのイベント(click)では「link_url(クリックされたURL)」や「link_text(クリックされたリンクの文字)」なども取得されます。
さて、かなり長くなってきましたので、今回はこの辺りまで。
次回以降は、探索を使いこなすために、イベント計測についてもう少しと、イベント計測で収集されたローデータをどう集計しているのかについてお話ししていきます!
ちょっと難しいですが、なんとか分かりやすいように解説していきます。もう少しお付き合いください。
それではまた来月お会いしましょう!
学校や教育委員会で働いてみませんか?
「学校雇用シェアリンク」にWACAも登録いたしました。ビジネスマッチングの機会としてご活用ください。
※募集が終了(W列)した求人情報も含まれております。文部科学省によると順次削除するとのことです。
学校雇用シェアリンクは、民間企業からの人材受け入れを希望する教育委員会や学校と、従業員の雇用を維持したい民間企業とがつながる仕組みです。制度の詳細は以下をご覧ください(PDFが開きます)。
https://www.mext.go.jp/content/20210204-mxt_zaimu-000006800_3.pdf
応募の際は上記一覧の求人番号を記載の上、事務局(support@waca.associates)までご連絡ください。応募先など詳細をお知らせいたします。
ウェブ解析士・SNSマネージャーに関するデータ
ウェブ解析士に関する統計情報です。ご活用ください。
集計期間 :2022年6月1〜30日
【ウェブ解析士】
認定講座受講者数 : 76人(767人)
認定試験受験者数 : 269人(1,736人)
合格者数 : 223人
合格率:94%
※()内は年度累計 予定者を含む
【累計受講・受験者数】
55,047人
【ウェブ解析士・SNSマネージャー有資格者数】
【ウェブ解析士 有資格者数】
ウェブ解析士 : 8,513人
上級ウェブ解析士 : 2,445人
ウェブ解析士マスター : 115人
【SNSマネージャー】
初級SNSマネージャー : 503人
上級SNSマネージャー : 170人
チーフSNSマネージャー : 31人
【ウェブ広告マネージャー】
初級ウェブ広告マネージャー: 167人
上級ウェブ広告マネージャー: 35人
編集後記
メルマガ編集担当の中野です。2023年7月4日は世界の平均気温が観測史上最も高かったそうです。「地球の過去12万5000年で最も暑い」夏になると主張する研究者もいます。Yahoo!リアルタイム検索によると、日本各地で40度近い気温が出た7月17日、「暑い」を含むツイートは36万7864件記録しました。どんなSNSが登場しても、暑い暑いばかり投稿してしまいそうです……。
次回の発行予定は8月22日(火)です。