AI時代に求められるウェブ広告マネージャーの価値を議論しました 委員会開催レポート

2026年5月23日、ウェブ広告マネージャー委員会は東京都内で全体会議を開催しました。

AIの普及や広告媒体の自動化が進む中、これからのウェブ広告マネージャーに求められる役割や価値について意見を交わしました。

ウェブ広告の現場では、レポート作成、データ整理、広告文案の作成など、これまで人が担ってきた業務の一部がAIによって効率化されつつあります。一方で、AIが出した分析や提案をそのまま受け入れるだけでは、顧客や事業の背景に即した判断にはつながりません。

だからこそ、ウェブ広告に関わる人には、数字を見る力だけでなく背景を読み解き、仮説を立て、関係者と議論しながら成果につなげていく力が求められます。

こうした変化を踏まえ、ウェブ広告マネージャー委員会として今後どのような学びや価値を提供していくべきか考えました。

目次

開催概要

日時:2026年5月23日(土)
場所:東京都渋谷区 会議室
参加者:ウェブ広告マネージャー委員会メンバー、関係者 計8人

AI時代におけるウェブ広告マネージャーの役割

AI時代におけるウェブ広告マネージャーの価値についてまず議論しました。

AIや広告媒体の自動化機能は、定型的な作業や情報整理を得意とします。日々の業務を効率化するうえで、今後ますます重要な存在になっていくことは間違いありません。

しかし、広告の成果は管理画面の中だけで決まるものではありません。

商品やサービスの特性、営業現場で起きていること、季節要因、顧客との関係性、社内体制、LPや問い合わせ後の対応など、さまざまな要素が影響します。

たとえば、広告の数値が悪化しているように見えても、その背景には市場環境の変化や、営業側の受け皿、サイト側の課題があるかもしれません。
反対に、広告媒体上の数値だけを見ると良好でも、事業全体で見ると改善すべき点が残っている場合もあります。

こうした状況を踏まえると、これからのウェブ広告マネージャーには、AIの出力を鵜呑みにするのではなく、「なぜその結果になっているのか」「本当に次の打ち手として適切なのか」「事業成果につながっているのか」を問い直す力が必要です。

会議では、AIを使いこなすためにも、人間側の経験や判断軸、顧客理解がこれまで以上に重要になるという意見が多く出されました。

広告運用だけでなく、事業成果を見据える視点へ

今回の議論で大きなテーマとなったのが、ウェブ広告マネージャーの役割をどのようにとらえるかです。

ウェブ広告の実務では、広告管理画面の操作や媒体ごとの知識も大切です。
一方で、広告の目的は、単にクリック数やコンバージョン数を増やすことだけではありません。本来は、広告を通じて事業の成果に貢献することが求められます。

そのためには、広告の数値を読み解くだけでなく、事業の目標、顧客の状況、社内外の関係者の動きまで含めて考える必要があります。

会議では、ウェブ広告マネージャーは単なる作業者ではなく、広告施策を事業成果につなげるために、考え、判断し、説明できる存在であるべきだという方向性が共有されました。

また、代理店、事業会社、支援会社など、立場によって求められる役割は異なります。それぞれの現場で必要とされる知識やスキルの違いを踏まえながら、より実務に役立つ学びを提供していくことの重要性も確認しました。

今後の講座・委員会活動について

ウェブ広告マネージャー関連講座の今後についても意見交換を行いました。

詳細な内容は今後の検討を経て整理していきますが、方向性としては、知識を学ぶだけでなく、実務の中で考え、判断し、改善につなげる力を育てることが重要であると確認しました。

特に、AIや自動化が進む時代だからこそ、人が担うべき役割を明確にし、広告施策をより広い視点で捉えられる人材を育てていく必要があります。

また、受講者にとって学びやすく、実務に活かしやすい内容にしていくため、講座の構成や学習体験、評価方法についても継続して検討していくことになりました。

ウェブ広告の世界は変化が速く、特定の手法や媒体仕様だけに依存した学びは、すぐに古くなってしまいます。そのため、今後は変化に対応できる考え方や、現場で応用できる力をどのように育てるかが重要になります。

委員会では今回の議論をもとに、より実践的で価値ある学びの場づくりに取り組んでいきます。

会議後は懇親会で交流を深めました

会議中は、AI時代のウェブ広告のあり方や、講座の今後について真剣な議論が続きましたが、懇親会では雰囲気も少し和らぎ、参加者同士が近況や実務での経験を共有する時間となりました。

普段はオンラインでのやり取りが中心になりがちな委員会活動ですが、対面で集まり、食事を囲みながら話すことで、会議中には出しきれなかった考えや、今後につながるアイデアも自然と交わされました。

ウェブ広告、解析、講座運営、事業支援など、それぞれ異なる立場のメンバーが集まることで、多様な視点から意見交換ができたことも大きな収穫でした。

委員会メンバー同士のつながりもより深まり、前向きな時間となりました。

今後に向けて

AIや自動化の進化により、ウェブ広告に関わる仕事は今後も変化し続けます。

しかし、事業の目的を理解し、データを読み解き、仮説を立て、関係者と対話しながら成果につなげる力は、これからも人に求められる重要な役割です。

ウェブ広告マネージャー委員会では、今回の全体会議で得られた議論をもとに、変化の大きい時代に対応した学びと、実務に活かせる価値を提供できるよう、引き続き活動を進めてまいります。

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