【WACA合宿開催レポート】欠けているもの・伸ばすとよいものを議論 これからの方向性を共有(2026年4月25・26日)

WACAは2026年4月25・26日、東京都奥多摩町で合宿を開催しました。江尻俊章・名誉会長ら運営メンバーを中心に28人が参加しました。

AI時代に突入し、WACAはこのままで良いのかという強い危機感のもと、合宿は「WACAに欠けているもの・伸ばすとよいもの」をテーマに議論を行いました。江尻名誉会長の問題意識を共有してから各々の意見を持ち寄り、参加者同士で整理。グループに分かれて論点を抽出したうえで、WACAが進むべき方向について意見を出し合いました。都合により参加できなかったメンバーも同じテーマで事前に課題を提出しました。

すぐに取り組む施策だけでなく、じっくり検討する事項も可視化しました。役職者は自分の担務での目標を宣言する「ステートメント」執筆とブラッシュアップに取り組みました。

本合宿での議論を踏まえ、WACAは会員に対し提供できる価値を刷新してまいります。

WACAの提供価値について真剣に議論を交わす参加者
目次

開催概要

  • 日時:2026年4月25日(土)・26日(日)
  • 場所:東京都奥多摩町「OKUTAMA+」
  • 参加者:名誉会長・代表理事・部長・委員長・会員・事務局などから28人

プログラム

時間内容
16:00〜18:00【セッション1】課題抽出
19:00〜20:00夕食 バーベキュー
20:00〜22:00焚き火を囲んで談話、順番にシャワー/課題作成
23:00就寝
2日目
7:30朝食
8:00〜9:00自由時間 散策/ビリヤード/卓球
9:00〜10:30【セッション2】課題共有、論点整理
11:00〜11:30【セッション3】グループ討議
11:30〜12:30昼食
12:30〜14:30【セッション4】グループ討議
14:50〜17:00【セッション5】発表
17:00解散

会場は都心から離れた山の中の元学校

20人以上が参加できる会議室と宿泊設備を備えた施設ということで選ばれたのが「OKUTAMA+」。もともとは中学校で、校長室や家庭科室、理科室などは学校のまま。ベッドやシャワールームは新設されたほか、トイレなど生活に関わる空間はリノベーションされていました。

施設外観
家庭科室で朝食を取る参加者

江尻名誉会長からの問題提起

セッション1では、問題提起として江尻名誉会長が執筆した「ステートメント」に目を通しました。

WACAの未来について語る江尻俊章名誉会長

ステートメントの要旨は以下の通りです。AI時代の到来で、従来のような高費用でスピード感の欠けるマーケティング実務ではプロの役割を失う危険性があります。だからこそWACAには抜本的な変革が必要で、目標は「AIに使われるのではなく、事業成果に貢献できる人材」の育成です。

そのため、意思・問い立て、行動・結果からの洞察、独自データの活用、そしてAIアウトプットの検証というサイクルを重視。WACAのマーケティング活動自体を実験の場とし、施策成果による認定や、会員向けの差別化ソリューションへ投資することで、自らのあり方を更新できるプロを増やし、会員が事業の成果に貢献できる未来を目指すために具体的に何ができるか、真剣に考えることが求められました。

課題と対策、方向性は

井水大輔理事(右)のファシリテーションで議論を深めました

参加者らから挙がった指摘と対策の方向性は以下の通りです。

1. 資格価値の再定義

課題:WACAの価値が十分に伝わっておらず、取得後のメリットや実力証明の仕組みが弱い。

方向性:実績・成果の可視化、実践をもとにした評価への転換や、案件紹介や伴走支援など資格認定後の支援をさらに強化する。

2. AI時代の人材像の確立

課題:AIが出力したものを評価・検証する力や仮説構築力、AI利用時のリスク管理・倫理教育の不足。

方向性:課題発見・仮説構築のトレーニング、生成物を評価・検証する力の育成、AI活用リテラシーの整備、説明・合意形成など「人を動かす力」を強化する。

3. 実践・OJT・現場接点の強化

課題:実案件の実行・検証、上級者からの実践的フィードバックが不足している。

方向性:実証型プロジェクトや実験の場を整備する。OJT・伴走支援の仕組み化、地方・中小企業の課題を題材とした実践フィールドの拡充、考える→試す→検証するサイクルを接続する。

4. 会員コミュニティの活性化

課題:会員同士や地域・部署間の連携が弱く、資格を取得した後に孤立しがちである。

方向性:地域・県単位のコミュニティ強化、交流促進、事例共有やナレッジ化などの共有・共創の仕組み整備、表彰や共同プロジェクトを実施する。

5. 運営体制の強化・持続可能性の確保

課題:特定メンバーに負荷が集中している点、委員会間の連携・情報共有・意思決定の仕組みが不十分な点、貢献者へのインセンティブ・ケアの仕組みが不足している。

方向性:業務の標準化・マニュアル化、役割・権限の明確化、ICT・AI活用による省力化、貢献者への評価・報奨制度を設計する。

6. ブランディング・認知の向上

課題:「ウェブ解析士」の名称や価値が外部(企業、自治体、教育機関など)に伝わりにくい。

方向性:一貫したブランドメッセージの設計、事例・成果の積極的な発信、外部パートナーとの連携拡大、WACAの思いや価値を伝えるストーリー設計と可視化。

7. 共通資産の整備・活用

課題:会員の事例・知見・失敗談・ノウハウが散在し、アウトプットを資産化・収益化する仕組みが弱い。

方向性:事例・テンプレート・プロンプトを一元管理するナレッジ・データベースの整備、共通ツール・テンプレートの標準化、会員アウトプットの教材化や収益化モデルの構築、検索性向上やレコメンド機能によるプラットフォーム化を進める。

議論のあとはバーベキュー

1日目の議論のあとは、バーベキュー。おなかを満たすとともに、初めて(リアルで)会う人とあいさつを交わしたり、お互いに関わった仕事について報告し合ったり。

なお2日目も午後5時まで話し合い、連泊したメンバーも。施設にあるバレルサウナに入ったり、ピザを食べたりしてさらに親睦を深めました。

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