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SNSの投稿ネタがない!プロが実践する継続のコツと三つの視点

投稿日:2026年2月3日SNSの沼ラジオ

「SNSを毎日更新したいけれど、投稿するネタがすぐに切れてしまう。どうすれば続けられますか?」

SNS運用の現場で繰り返し寄せられるお悩みです。企業の担当者や個人事業主にとって、毎日の情報発信を継続することは決して簡単ではありません。

一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)がお届けするポッドキャスト「SNSの沼ラジオ」の第3回では、SNSマネージャーの4人がそれぞれのSNSに「沼った」懐かしいきっかけを振り返りながら、投稿ネタ切れに悩む人に向けた実践的なアドバイスを語り合いました。

音声本編はこちらから聴けます

▶第3回_沼の前には畑があった!?SNSに沼ったきっかけは?

投稿ネタ切れを防ぐための要点は、発信者の主観から離れて「見る側のユーザー視点」「たった1人のお客さんの視点」「機密以外のすべてを出す広報の視点」という三つのアプローチに切り替えることです。

自分たちにとって当たり前の日常や、普段は見えない製造の舞台裏こそが、読者にとっては最も魅力的なコンテンツになります。

この記事を書いた人(「SNSの沼ラジオ」メンバー)

  • 伊藤雅恵(チーフSNSマネージャー/X担当)
  • 中野彩子(上級SNSマネージャー/LinkedIn担当)
  • 川﨑亜紀子(上級SNSマネージャー/X担当)
  • 毛利美佳(チーフSNSマネージャー/Instagram担当)

私たちがSNSに「沼った」懐かしのきっかけと初期の思い出

今回の配信前半では、SNSマネージャーの4人がSNSに深くハマることになった原点について大いに盛り上がりました。

「マイミクの畑を回って水やりをするみたいなゲームがあったんですよ。それを結構やってましたね。」

このように語るのは、X担当の川﨑亜紀子・上級SNSマネージャーです。当時一世を風靡したmixi(ミクシィ)のソーシャルゲーム『サンシャイン牧場』でお互いの畑を訪問し合う単純なやり取りの中に、すでにSNSに「沼る」要素が詰まっていました。

2007年から使い始めたXについても、日記のように体裁を整える必要もなく、気合を張って文章を作る必要もなく気軽に呟けたことが、長く楽しめた理由だと川﨑は語ります。

また、初期のXでサーバーが繋がらないときに出現した「水色のクジラ」のイラストなど、懐かしいエピソードも飛び出しました。さらに、2011年の東日本大震災の際、米国のX社が「日本で何か起きたはずだからサーバーを絶対に落とすな」と稼働維持に尽力し、日本国内で安否確認のインフラとして一気に存在感を高めた歴史についても触れられました。

「投稿ネタがない」を解消するSNSマネージャー三つの視点

番組の後半では、「投稿するネタがありません。どうしたら見つけられるでしょうか?」という、運用の現場で最も多いお悩みにSNSマネージャーが回答しました。

メンバーは、SNSを単なる広告ツールとして使ってしまうと、新商品の告知ばかりが流れるテレビCMのような状態になり、ユーザーに飽きられてしまうと指摘します。そこで、ネタ切れを乗り越えるための「三つの視点」を提案しました。

ネタ作りのための三つのアプローチ

担当者 視点(判断軸) 具体的な考え方・アプローチ
伊藤雅恵 見る側の視点 一度発信者の立場を離れ、一人のユーザーとしてSNSを見る。普段見えない「機械がガシャガシャ動く5秒の動画」のような舞台裏を切り取る。
毛利美佳 顧客の視点 パソコンの画面ではなく、実際にお店に来てくれる「1人のお客さん」の顔を思い浮かべる。お悩みを100個書き出して整理する。
中野彩子 広報の視点 機密情報以外のすべてがネタになる。「なぜこの看板はこのフォントなのか」といった、自分たちの当たり前を掘り下げる。

1. 「見る側の視点」に立ち返る(伊藤雅恵)

X担当の伊藤雅恵・チーフSNSマネージャーは、次のようにアドバイスしています。

「一旦発信者という立場を離れて見る側に立ってSNSを眺めてみるというのを、クライアントさんには勧めています。」

製造業の現場で「機械がガシャガシャ動いているだけの5秒の様子」であっても、普段見られない舞台裏はユーザーにとって非常に魅力的なコンテンツになります。気負わず自信を持って発信することがポイントです。

2. 「たった1人のお客さん」の顔を思い浮かべる(毛利美佳)

続いて、Instagram担当の毛利美佳・チーフSNSマネージャーは、届ける相手を具体化する重要性を強調しました。

「画面の向こう側に1人の人がいるってことを忘れちゃいがちなんですけど、お店にお買い物しに来てくれるお客さんの顔を思い出していただいて、『あの人ってこういう情報欲しいと思うかな』『あの人ってこんなお悩みがあるんじゃないかな』と想像を膨らませるのがすごく大事やと思ってます。」

お悩みを100個書き出してみるプロセスを通じることで、お客さんの気持ちになりきることができ、アカウントで伝えるべき軸がブレなくなります。最近では生成AIを壁打ち相手にして、お悩みを整理・リスト化するのもおすすめです。

3. 「機密以外のすべてを出す」広報の視点(中野彩子)

最後に、LinkedIn担当の中野彩子・上級SNSマネージャーは、広報やプレスリリース作成の視点からすべてをオープンにする重要性を説きました。

「何を出していいかわからないって迷ってしまうのはプレスリリースもSNSも一緒なんですけど、結局、出していいものは全て出すというのが回答になっちゃっているんですよね。」

看板のフォントを選んだ理由や創業時の思いなど、自分たちにとっては「当たり前」に思える日々のすべてのストーリーに価値があり、それらはすべて魅力的なネタになります。

まとめ

投稿ネタに困ったときは、一度画面から目を離して、ユーザーの立場やたった1人のお客様の顔を思い浮かべることが大切です。自分たちにとって当たり前の日常や現場の舞台裏こそが、魅力的なコンテンツへと生まれ変わります。

こうしたSNS運用の基礎的な考え方や実践ノウハウは、WACAの「SNSマネージャー養成講座」で体系的に学べます。企業のSNS担当者として確かなスキルを身につけたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ポッドキャスト「SNSの沼ラジオ」について

「SNSの沼ラジオ」は、SNSマネージャーの4人が運用のリアルを語るポッドキャストです。1回あたり約15分ですので、通勤中やランチタイムのインプットにぜひお聴きください。

出演メンバー(中の人紹介)

  • 伊藤雅恵(チーフSNSマネージャー/X担当):@OzAdviser
  • 中野彩子(上級SNSマネージャー/LinkedIn担当):LinkedInプロフィール
  • 川﨑亜紀子(上級SNSマネージャー/X担当):@Design_Seed
  • 毛利美佳(チーフSNSマネージャー/Instagram担当):@LaboPixel

▶ 第3回「沼の前には畑があった!?SNSに沼ったきっかけは?」を聴く