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派手な施策より、続ける力〜SNSマネージャー養成講座公式X運用 1年の記録〜

投稿日:2026年3月14日

チーフSNSマネージャー伊藤雅恵です。

SNSマネージャー公式Xの監修に入ってから、前任担当者との引き継ぎ期間を含めて約1年半。運用担当者が交代してからちょうど1年が経過しました。

当初は、有資格者からさえ反応が得られない状態でした。周囲からは「その目標は厳しいのでは」と言われることもありました。それでも目標を下げることはしませんでした。簡単に届く目標では、本気で考えなくなるからです。

私たちが選んだのは「与える運用」でした。
有資格者や受講生の投稿を丁寧に拾い、いいねやコメント、引用リポストを積み重ねる。「反応される側」ではなく「反応する側」に徹する期間を作りました。

その結果、フォロワー数は目標10,000人に対して約8,600人と約80%まで到達。1投稿あたりの平均エンゲージメントも10.8から30.0へと約3倍に増加しました。

オーガニック投稿の伸びは限定的でしたが、定期的なキャンペーン広告で認知を補完し、2025年10月にはオーガニックと広告を合わせて月間インプレッションが約54万件に達するなど、継続施策の効果が見られました。

運用を通じて実感したのは、SNSは「技術」よりも「姿勢」が結果に表れるということです。外部からの多くのアドバイスも、運用企画書という軸に照らして取捨選択しました。私は日々の投稿に細かく口出しをせず、担当者が自ら判断して進める状態を作ることを重視しました。

アルゴリズムの変化や予算の制約など、思うようにいかない時期もありましたが、そのたびに二人で考え、修正し、また進む。その繰り返しでした。気がつけば一度もリアルで会ったことはありません。それでも信頼し合い、互いの役割を果たす関係があったからこそ続けてこられたのだと思います。

現在はコミュニティ内の関係構築から、企業公式アカウントなど外部層との接点拡大へと次のフェーズに進んでいます。

SNS運用に近道はありません。
明確な方針を持ち、継続し、検証し、改善する。
派手ではないこの積み重ねこそが、思わず絡みたくなるアカウントを作るのだと確信しています。

特別な才能や環境がなくても、方針を持って続ければSNSは必ず応えてくれます。見えないところで続けてきた努力は、ちゃんと結果になります。悔しさも喜びも分かち合えるチームがあることも、何より大きな成果でした。