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UGC×SNS「行ってみたい」を引き出す準備、できていますか?

投稿日:2025年4月10日

ウェブ解析士の皆さまこんにちは。沖縄でチーフSNSマネージャーとして活動しております、中島布美子と申します。

沖縄ではすでに海開きが行われ、街もすっかり夏の装いになってきました。観光シーズンの訪れとともに、インバウンド対策に力を入れる事業者も増えています。

日本全体では、2024年の訪日外国人旅行者数が年間3686万9900人と過去最多を記録しました。たくさんの方が日本に関心を持ち訪れてくださっている今こそ、地域の魅力をしっかりと届けたいですね。

ぜひご紹介したいのが、SNS × UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用です。

SNSとUGCで、自然に広がる地域の魅力 

SNSとUGCを上手に組み合わせることで地域の魅力がリアルに伝わり、「行ってみたい!」という気持ちを自然に引き出せます。

メリットと、UGCを生み出すためのちょっとしたヒントをご紹介しますね。

UGCを活用するメリット

①リアルな魅力がそのまま伝わる

実際に訪れた方が投稿する写真や動画は広告よりもずっと信頼されやすく、「私も行ってみたいな」という気持ちを生み出してくれます。

②多言語対応の負担が軽くなる

投稿者自身の言語で発信してくださるため、地域側で多言語対応をする負担が少なくなります。

③SNSの力で海外にも自然に届く

SNSは世界中に拡散されるので、広告費を抑えつつ、海外にも届きやすいのが魅力です。

UGCを生み出すちょっとした工夫

①つい撮影したくなる演出を

写真は沖縄で人気のドーナツ屋さんです。

提供方法もとても可愛らしいのですが、会計をしている間、横のカウンターの上にドーナツが乗ったトレイが置かれています。上からライトで照らされて、 まるで簡易スタジオのような工夫が施されています。

つい写真を撮りたくなり、投稿につながっているんですね。

②「撮っても大丈夫」と思える空気づくり

写真はDAISOの店内です。ヨドバシカメラでも「撮影OK」「SNSでの紹介歓迎」と掲示されており、来店した方が安心して紹介できるよう配慮されています。

「歓迎されている」と感じることで、自然に発信が生まれます。

③さりげない投稿の後押し

あるレストランで、会計の際に「よろしければGoogleでご感想を」と声をかけられ、NFC付きのカードを手渡されました。

スマホをかざすだけで投稿画面が開く仕組みです。とてもスマートに促され、私も思わず投稿してしまいました。

こうしたほんの少しの工夫や心配りでUGCが生まれ、地域の魅力が広く伝わっていきます。

ご紹介した内容が、皆さまの地域や取り組みのヒントとして少しでもお役に立てましたらうれしく思います。

UGCを作るキャンペーンなどについては、SNSマネージャー養成講座で学ぶことができます。お申し込みをお待ちしています!