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炎上対策に成功した3事例

投稿日:2024年3月19日

チーフSNSマネージャーの田村憲孝です。

SNSの炎上は、企業の信用に深刻な影響を及ぼす可能性があります。しかし、迅速かつ適切な対応がSNSユーザーから評価される例も見られます。今回は最近の事例を三つご紹介しましょう。

事例1 派遣社員による不道徳行為のSNS投稿

ある企業の派遣社員が社内で不道徳な行為を繰り返し、その様子を撮影した画像や動画をSNSに投稿しました。発覚後、企業はウェブサイトなどで公式声明を迅速に発表。該当する派遣社員を特定し、派遣契約の解除と同時に被害者のフォローを行うと明らかにしました。

毅然とした態度と迅速な対応はSNS上で極めて高く評価されました。企業の誠実な姿勢が信頼回復に繋がり、炎上を最小限に抑えることに成功しました。

事例2 従業員による更衣室の盗撮動画のSNS投稿

従業員が更衣室で盗撮した動画をSNSに投稿したケースです。表面化の直後、該当従業員を即座に解雇し、被害者へのメンタルケアを行っていると企業の代表者が自身のSNSで発信しました。

この事例でも、素早い対応と公開性の高いコミュニケーション、また被害者への配慮を忘れない姿勢がSNSユーザーから好反応を得る要因になりました。

事例3 アルバイト従業員による食材への異物混入動画のSNS投稿

飲食店でアルバイト従業員が食材に異物を混入する様子を撮影し、SNSに投稿しました。

問題発覚の直後、企業は動画の内容から該当店舗を即座に特定。この店舗を当面閉鎖し、行為を起こしたアルバイト従業員を解雇したとウェブサイトで発表しました。

この事例では、企業が即座に問題の根源を排除したことが評価されました。

共通点は、特に従業員の不祥事に関連したトラブルには迅速かつ毅然とした対応が重要であるということです。他の従業員に対する抑止策としての効果も期待できます。

また被害者への配慮を示すことで、企業の姿勢が評価されます。

ビジネスの場ではSNSをはじめとするデジタルコミュニケーションの管理において、常に迅速かつ適切な対応を心がけることが求められます。炎上のリスクを完全には避けることはできません。しかしその対応一つで企業の評価は大きく変わります。今回挙げた事例をぜひ参考にしてください。

炎上やトラブルの対策・対応についても学べるSNSマネージャー養成講座をぜひご受講ください。