フォロワーは何人いれば恥ずかしくない?
投稿日:2025年6月10日

こんにちは。チーフSNSマネージャー・上級ウェブ解析士の毛利美佳です。
今回は、初級SNSマネージャー養成講座で私が受けた質問をご紹介します。
Q フォロワーって何人以上いれば企業として恥ずかしくないですか?
A 実はこの問い自体、いま見直されつつあります。「フォロワー神話」はすでに崩壊しつつあるのが実情です(『日経クロストレンド』2025年5月の特集記事)。
特にBtoBや地域密着型などの分野では、1000人未満でもファンとの密な関係性を築いている事例が多く見られます。
フォロワー数よりも「誰に、何を届けたいか」を起点に運用目的に合ったKPIを設計することがSNS活用の第一歩です。
Q ネタ切れしたらどうすればいいですか?
A 「ネタがない」のではなく「見つけ方に迷っている」だけかもしれません。
季節行事、制作の裏側、失敗談、よくある質問など、実は社内にはたくさんの「届ける価値のある情報」が眠っているのです。
生成AIを使ってアイデアの棚卸しや切り口の発見をサポートする方法も有効です。例えば「フォロワーが反応しそうなネタを五つ出して」と聞いてみると、思わぬヒントが得られることがあります。他社アカウントの工夫を観察してもいいでしょう。
「どう見せるか」で新たな切り口が生まれますよ。
Q バズるにはどうすればいいですか?
A まず、バズることがSNS運用の目的ではないとお伝えしたいです。
SNSはあくまで「目的達成のための手段」。認知・信頼・関係構築など、自社にとってのゴールを明確にしておくことが大切です。
その上で、拡散されやすい投稿には「共感」「驚き」「役立つ」の3要素が含まれる傾向があります。他社の伸びている投稿にもヒントが隠れていますよ!
Q 広告って代理店に依頼した方がいいですか?
A そうとは限りません。SNS広告は少額から始められるのが特徴で、最初は社内で試してみるのも十分可能です。
例えば「いいね&リポストキャンペーン」や、過去投稿のリーチを伸ばすブースト(宣伝)などは、初めてでも取り組みやすい広告手法です。
外部に依頼するかどうかは、目的や社内リソースとのバランスを見ながら判断するとよいでしょう。
受講者の皆さんからいただく質問は、どれも実務に直結しています。SNSマネージャー養成講座では、こうした声に寄り添いながら、戦略的な運用スキルを学んでいきます。
今後も「よくある質問シリーズ」をお届けしますので、楽しみにお待ちくださいね。