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スキルも予算もない企業に役立つ5原則

投稿日:2025年1月10日

ウェブ解析士の皆さま、こんにちは。チーフSNSマネージャーの井水朋子です。
「SNSを活用したいけれど、予算もスキルもリソースもナイ!」

そんな悩みを抱える企業の担当者は少なくありません。どうすれば企業SNSを成功に導けるのでしょうか?

スモールスタートで成果を出している企業は「エフェクチュエーション理論」を実践しています。

エフェクチュエーション理論とは

起業家が限られたリソースを最大限に活用し、小さな実験と軌道修正を繰り返しながら前進する考え方です(本メルマガの■6もご参照ください)。

エフェクチュエーション理論で考えるSNS活用

例とともに5原則を紹介します。

【原則1:手持ちのリソースを活用する】

SNSを運用できる人材がいないA社。社員にSNSマネージャーの資格を取得させ、昼休みの社内風景などを発信。小さなキャンペーンを繰り返し、目標数値を達成しました。

【原則2:小さく始めて改善を重ねる】

B社のSNS担当に、展示会業務の担当者が選ばれました。「兼任だからSNSに時間が取れない」と悩んでいましたが、展示会準備の進捗という限定的な内容から発信をスタート。展示会への来場者増加と商談化率の向上につながりました。

【原則3:協力関係を活用する】

予算がないC社は、取引先の企業と協力してキャンペーンを実施。両社の商品をセットにしたプレゼント企画で、それぞれのフォロワー数を相乗的に伸ばすことができました。

【原則4:想定外の事態を機会に変える】

予算がないD社は社長自身の日常をSNSで紹介。人となりが伝わる投稿と自社商品のプレゼント企画を組み合わせた結果、フォロワー数もECサイトの売上も向上しました。

【原則5:主体性を持つ】

これらの事例に共通するのは、限られたリソースを活用しながら、担当者が主体的に前進していった点です。

エフェクチュエーション理論を実践することで、自社の強みを用いた独自のアプローチを見出すことができます。

研修は効果的な投資の一つ

企業にとって、既存メンバーのスキルアップは効果的な投資。WACAではSNSマネージャー養成講座を開催しています。

2025年。今年こそ企業のSNS活用にチャレンジしたい方、さらなる飛躍を求める方はぜひ受講なさってください!